名古屋市 - Wikipedia
なごやし ![]() 名古屋市 | |||||
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国 | ![]() | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 愛知県 | ||||
市町村コード | 23100-2 | ||||
法人番号 | 3000020231002 ![]() | ||||
面積 | 326.45km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 | 2,322,941人 [編集] (推計人口、2022年5月1日) | ||||
人口密度 | 7,116人/km2 | ||||
隣接自治体 | 瀬戸市、春日井市、東海市、大府市、尾張旭市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、あま市、長久手市、愛知郡東郷町、西春日井郡豊山町、海部郡大治町、蟹江町、飛島村 | ||||
市の木 | クスノキ | ||||
市の花 | ユリ | ||||
市の歌 | 名古屋市歌(1910年(明治43年)2月28日制定) | ||||
名古屋市役所 | |||||
市長 | 河村たかし | ||||
所在地 | 〒460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 北緯35度10分53秒 東経136度54分23秒 / 北緯35.18139度 東経136.90639度座標: 北緯35度10分53秒 東経136度54分23秒 / 北緯35.18139度 東経136.90639度 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト (日本語) | ||||
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ウィキプロジェクト |
名古屋市(なごやし)は、愛知県の尾張地方に位置する都市。愛知県の県庁所在地。政令指定都市および中枢中核都市である。
概要[編集]
東京特別区部を除くと横浜市、大阪市に次ぐ全国第3位の人口を有する。中部地方・東海地方における行政・経済・文化の中枢である。
名古屋市を中心とする中京圏は日本の三大都市圏のひとつであり、愛知県内や岐阜県南部、三重県北部に及び、多くの衛星都市を持つ。2019年の都市的地域の人口は約1,024万人と推計される[3]。
古くは三種の神器のひとつである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る[4]熱田神宮がある鳥居前町であり、江戸時代は尾張徳川家の治める城下町として繁栄した歴史を持つ。
日本最大の工業地帯である中京工業地帯の中枢である。全国的な製造業の本社が集積しており[5]、工場の郊外移転により名古屋市自体の製造品出荷額は低下傾向にあるものの[6]、年間3兆円を超える重工業都市でもある[6]。
名古屋港は日本を代表する国際貿易港であり、平成30年での取扱貨物量および貿易額は全国一となっている[7]。
2019年のアメリカの企業A.T.カーニーによる「グローバル都市指標」やイギリスのラフバラー大学による2020年の「GaWC研究」では世界都市としての評価がされている[8][9]。
市章は、尾張徳川家の合印に由来する「㊇」であり、市バスの前面にも施されている[11]。
地理[編集]
愛知県の南西部、濃尾平野に広がる。県内では、豊田市・新城市・岡崎市に次いで4番目に広い面積を有する市である。
名古屋市の地形は、東部の丘陵地、中央部の台地、北・西・南部の沖積地の、大きく3つに分かれる[12]。
北・西・南部(北区・西区・中村区・中川区・港区と熱田区・南区の一部)は河川の堆積作用によって形成された沖積地[12] のため海抜が低く、水害に悩まされてきた地域である。港区は海抜0mの臨海工業地帯(中京工業地帯の一部)で、名古屋港を有する。港区西部は市最大の穀倉地帯が広がる。南区は港区とともに工業地を抱えている。北区・西区・中川区はおもに住宅地が広がる。
市の東部の守山区・千種区・名東区・天白区・緑区は海抜50 - 100メートルの丘陵住宅街[12] で、千種区の東山公園・平和公園、守山区の小幡緑地、名東区の猪高緑地・牧野ヶ池緑地、緑区の大高緑地などの森林を残した大規模な緑地公園も点在し、星が丘や藤が丘、覚王山、本山といった丘や山の字がつく地名が多く、商業も発達している。
市の中核を担う中区・東区・中村区・熱田区・昭和区・瑞穂区は海抜10 - 15メートルの平野[12] で、官庁街のほか、錦・栄・矢場町・大須・金山・名駅といった大規模な商業地を持つ。
地形[編集]
山岳・丘陵[編集]
河川・湖沼[編集]
一級水系[編集]
- 一級水系庄内川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | ||||||||
庄内川 | しょうないがわ | 本川 | 一級河川 | 国土交通大臣 | 守山区・北区・西区・中村区・中川区・港区 | 37,430 | 20,260 | 1,010 | 岐阜県恵那市の夕立山に端を発し、流下して伊勢湾に注ぐ。 |
白鳥川 | しろとりがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 560 | 0.50 | 東谷池を源頭とし、流下して庄内川に注ぐ。 | |
大矢川 | おおやがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 1,143 | 1,143 | 0.96 | 石捨池を源頭とし、流下して庄内川に注ぐ。 |
野添川 | のぞえがわ | 1次支川 | 一級河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 1,847 | 1,847 | 6.3 | 守山区大字上志段味地内に端を発し、流下して庄内川に注ぐ。 |
長戸川 | ながとがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 867 | 867 | 1.31 | 海老蔓池(滝ノ水池)を源頭とし、流下して庄内川に注ぐ。 |
一級河川 | 1,199 | 1,199 | 4.8 | ||||||
深沢川 | ふかさわがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 143 | 0.23 | ||
至来川 | とうらいがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 364 | 0.38 | ||
白沢川 | しらさわがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 1,014 | 1,014 | 3.79 | |
(地蔵川) | じぞうがわ | 1次支川 | (春日井市) | 名古屋市内は経由しない。 | |||||
新地蔵川 | しんじぞうがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 3,400 | 3,400 | 36.7 | 地蔵川と八田川が交差する地点を起点とし、流下して新川に注ぐ |
新生棚川 | しんなまたながわ | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 北区 | 1,170 | 3.29 | ||
生棚川 | なまたながわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 北区 | 2,850 | 2,600 | 1.00 | 県営名古屋空港付近に端を発し、流下して新地蔵川に注ぐ。 |
境川 | さかいがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 北区 | 2,250 | 1,500 | 0.55 | |
八田川 | はったがわ | 1次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 0 | 1,050 | 19.5 | |
矢田川 | やだがわ | 1次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 守山区、千種区、東区、北区、西区、名東区 | 12,600 | 12,520 | 125.0 | 猿投山に端を発し(赤津川)、海上川と合流した地点より矢田川と名を変え、流下して庄内川に注ぐ。 |
国土交通大臣 | |||||||||
天神川 | てんじんがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 守山区 | 1,000 | 1,000 | 8.4 | |
隅除川 | すみよけがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 859 | 859 | 1.73 | |
一級河川 | 1,895 | 1,895 | 2.6 | ||||||
天神下川 | てんじんしたがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 718 | 0.14 | ||
香流川 | かなれがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 守山区・名東区・千種区 | 4,300 | 5,100 | 28.3 | 長久手市の三ケ峯付近に端を発し、流下して矢田川に注ぐ。 |
森孝川 | もりたかがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 442 | 442 | 1.62 | |
藤の木川 | ふじのきがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 名東区 | 1,177 | 555 | 3.56 | |
八前川 | はちまえがわ | 4次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 名東区 | 412 | 2.46 | ||
千種台川 | ちくさだいがわ せんしゅだいがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 3,520 | 3,520 | 3.58 | |
東山幹線排水路 | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 607 | 0.54 | |||
守山川 | もりやまがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 666 | 666 | 0.58 | |
一級河川 | 2,736 | 2,736 | 2.6 | ||||||
堀川 | ほりかわ | 1次支川 | 一級河川 | 名古屋市長 | 守山区・北区・西区・中区・中村区・中川区・熱田区・南区・港区 | 16,200 | 16,200 | 52.9 | 庄内川の庄内用水頭首工から分岐し、流下して名古屋港へ注ぐ。 |
新堀川 | しんほりかわ | 2次支川 | 一級河川 | 名古屋市長 | 中区・昭和区・熱田区・瑞穂区・南区 | 5,950 | 5,950 | 22.8 | 掘留水処理センターに端を発し、流下して堀川に注ぐ。 |
新川 | しんかわ | 1次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区・西区・中川区・港区 | 17,700 | 14,500 | 249.4 | |
合瀬川 | あいせがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 440 | 0 | 21.8 | |
大山川 | おおやまがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 730 | 447 | 45.1 | |
久田良木川 | くたらぎがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 北区 | 118 | 0 | 4.81 | |
水場川 | すいばがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 西区 | 1,760 | 1,760 | 11.8 |
- 庄内川水系のため池
- 東谷池(とうごくいけ) - 守山区大字上志段味字東谷。
- 石ひろい池(神池)(いしひろいいけ) - 守山区大字上志段味字東谷。東谷山フルーツパーク内にある。
- 石ひろい池(石捨池)(いしひろいいけ) - 守山区大字上志段味字東谷。東谷山フルーツパーク内にある。
- 馬舟池(上池)(まふねいけ) - 守山区大字上志段味字寺山。
- 下新池(新池)(しもしんいけ) - 守山区大字上志段味字寺山。
- 大久手池(おおくていけ) - 守山区大字上志段味字東谷。
- 大村池(おおむらいけ) - 守山区大字上志段味字東谷。愛知県森林公園内にある。
- 蛭池(上志段味)(ひるいけ) - 守山区大字上志段味字東谷。
- 筧池(かけひいけ) - 守山区大字上志段味字東谷。
- 安田池(やすだいけ) - 守山区大字中志段味字南原。
- 海老蔓池(えびづるいけ) - 守山区大字下志段味字穴ケ洞・尾張旭市。
- 滝水池(たきみずいけ) - 守山区大字下志段味字穴ケ洞。
- 風越上池(かざこしかみいけ) - 守山区大字下志段味字長廻間。
- 風越池(かざこしいけ) - 守山区大字下志段味字長廻間。
- 東禅寺上池(とうぜんじうわいけ) - 守山区大字下志段味字生下り・守山区泉が丘。
- 東禅寺中池(とうぜんじなかいけ) - 守山区大字下志段味字生下り・守山区泉が丘。
- 日ノ後池(ひのごいけ) - 守山区泉が丘。
- 平池(ひらいけ) - 守山区花咲台・守山区平池東。
- 大池(小幡)(おおいけ) - 守山区竜泉寺。小幡緑地本園に隣接する。
- アマ池(あまいけ) - 守山区竜泉寺。小幡緑地本園に隣接する。
- 緑ケ池(みどりがいけ) - 守山区大字牛牧・守山区大字小幡字北山。小幡緑地本園内にある。
- 竜巻池(たつまきいけ) - 守山区大字牛牧・守山区大字小幡字北山。小幡緑地本園内にある。
- 見返ケ池(みかえりがいけ) - 守山区大字牛牧・守山区小幡北。小幡緑地本園内にある。
- 二ツ池(大森)(ふたついけ) - 守山区翠松園。翠松園緑地内にある。
- 六ケ池(ろくがいけ) - 北区六が池町。
- 池ノ端池(いけのはたいけ) - 北区如意。
- 蛭池(大森)(ひるいけ) - 守山区御膳洞。
- 新池(大森)(しんいけ) - 守山区大森八龍。八竜緑地内にある。
- 雨池(あまいけ) - 守山区御膳洞。雨池公園内にある。
- 明徳池(めいとくいけ) - 名東区猪高町大字藤森字森。
- 奥池(おくいけ) - 千種区田代町字瓶杁。東山公園(東山植物園)内にある。
- 上池(東山上池)(かみいけ) - 千種区田代町字瓶杁。東山公園(東山動物園)内にある。
- 新池(東山新池)(しんいけ) - 千種区星が丘山手。東山公園内にある。
- 猫ケ洞池(ねこがほらいけ) - 千種区平和公園。平和公園内にある。山崎川の源頭でもある。
- 茶屋ケ坂池(ちゃやがさかいけ) - 千種区鍋屋上野町字汁谷。茶屋ケ坂公園内にある。
二級水系[編集]
- 二級水系境川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | ||||||||
(境川) | さかいがわ | 本川 | (豊田市、みよし市、東郷町、刈谷市、豊明市、大府市、東浦町) | 220.9 | 名古屋市内は経由しない。 | ||||
(石ケ瀬川) | いしがせがわ | 1次支川 | (大府市、東浦町) | 26.4 | 名古屋市内は経由しない。 | ||||
鞍流瀬川 | くらながせがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,452 | 1,933 | 1.84 | 大池(有松大池)に端を発し、流下して大府市月見町にて石ケ瀬川へ注ぐ。 |
二級河川 | 0 | 250 | 15.7 | ||||||
鞍流瀬川支川 | くらながせがわしせん | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 2,357 | 1.06 | ||
東ノ川 | ひがしのがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 494 | 494 | 0.38 |
- 境川水系のため池
- 重池(しげいけ) - 緑区鳴海町字笹塚。みどりが丘公園内にある。
- 地蔵池(じぞういけ) - 緑区桶狭間北。
- 西ノ池(にしのいけ) - 緑区桶狭間巻山。
- 大池(有松)(おおいけ) - 緑区桶狭間。
- 弁天池(べんてんいけ) - 緑区桶狭間。長福寺境内にある。
- 東ノ池(ひがしのいけ) - 緑区桶狭間。
- 伊勢池(いせいけ) - 緑区桶狭間上の山。
- 大芝池(おおしばいけ) - 緑区桶狭間南。
- 二ツ池(有松)(ふたついけ) - 緑区桶狭間神明。桶狭間公園内にある。
- 市池(いちいけ) - 緑区桶狭間神明。
- 二級水系天白川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | ||||||||
天白川 | てんぱくがわ | 本川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 天白区・瑞穂区・南区・緑区 | 11,790 | 13,290 | 118.8 | 日進市の三ケ峯付近に端を発し、流下して名古屋港に注ぐ。 |
繁盛川 | はんもりがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 天白区 | 2,050 | 0 | 2.9 | |
忠兵衛川 | ちゅうべえがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 1,872 | 1,872 | 1.52 | |
大根川 | おおねがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 679 | 679 | 1.56 | |
植田川 | うえだがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 名東区・天白区・瑞穂区・南区 | 4,343 | 3,919 | 10 | 長久手市内に端を発し(井堀川)、流下して天白川に注ぐ。 |
二級河川 | 4,790 | 4,790 | 21.0 | ||||||
前川 | まえかわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 名東区 | 1,063 | 1,063 | 2.70 | |
八事裏川 | やごとうらがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 2,019 | 1.49 | ||
地蔵川 | じぞうがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 762 | 1.41 | ||
藤川 | ふじかわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区・天白区 | 2,283 | 2,283 | 3.36 | |
二級河川 | 565 | 565 | 5.3 | ||||||
郷下川 | ごうしたがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 2,254 | 1.83 | ||
扇川 | おうぎがわ | 1次支川 | 二級河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 9,835 | 9,835 | 29.8 | 大池(赤松大池)を源頭とし、流下して天白川に注ぐ。 |
神沢川 | かみさわがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,200 | 1,200 | 2.17 | |
細口川 | ほそぐちがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 563 | 563 | 0.61 | |
水広下川 | みずひろげがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 985 | 985 | 1.26 | |
敷田川 | しきたがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,374 | 1.23 | ||
滝ノ水川 | たきのみずがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,291 | 1.51 | ||
旭出川 | あさひでがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,306 | 0.79 | ||
準用河川 | 727 | 727 | 1.04 | ||||||
大高川 | おおだかがわ | 2次支川 | 二級河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 2,880 | 2,880 | 7.2 | 水主ケ池を源頭とし、流下して扇川の下流部に注ぐ。 |
瀬木川 | せぎがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 183 | 183 | 0.94 | |
二級河川 | 1,040 | 1,040 | 2.6 | ||||||
手越川 | てこしがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,022 | 1.21 | 豊明市内に端を発し、流下して扇川に注ぐ。 | |
二級河川 | 1,985 | 1,985 | 3.6 | ||||||
中平部川 | なかひらぶがわ | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,757 | 0.83 | ||
太鼓田川 | たいこでんがわ | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 881 | 0.51 |
- 天白川水系のため池
- 荒池(あらいけ) - 天白区天白町大字平針字荒池下。荒池緑地内にある。
- 大堤池(おおつつみいけ) - 天白区天白町大字平針字大堤下。荒池緑地内にある。
- 細口池(ほそぐちいけ) - 天白区平針南。細口池公園内にある。
- 本地池(ほんじいけ) - 天白区御前場町。
- 大根池(おおねいけ) - 天白区天白町大字島田字山ノ杁。天白公園内にある。
- 井堀上池(いぼりかみいけ) - 名東区猪高町大字上社字井堀。猪高緑地内にある。
- 井堀下池(いぼりしもいけ) - 名東区猪高町大字上社字井堀。猪高緑地内にある。
- 西堀池(にしほりいけ) - 名東区猪高町大字上社字井堀。猪高緑地内にある。
- 塚ノ杁池(つかのいりいけ) - 名東区猪高町大字上社字池ノ表。猪高緑地内にある。
- こもれび池(こもれびいけ) - 名東区猪高町大字上社字池ノ表。猪高緑地内にある。
- すり鉢池(すりばちいけ) - 名東区猪高町大字高針字勢子坊。猪高緑地内にある。
- デッチョ池(でっちょいけ) - 名東区神丘町。神丘公園内にある。
- 牧野池(まきのいけ) - 名東区猪高町大字高針字前山。牧野ヶ池緑地内にある。
- 新池(高針)(しんいけ) - 名東区山香町。
- 五合上池(ごごうかみいけ) - 名東区猪高町大字高針字山ノ中。愛知カンツリー倶楽部内にある。
- 五合下池(ごごうしもいけ) - 名東区猪高町大字高針字山ノ中。愛知カンツリー倶楽部内にある。
- 天白渓下池(てんぱくけいしもいけ) - 天白区天白町大字八事字裏山。天白渓下池公園内にある。
- 新池(島田)(しんいけ) - 天白区高宮町。
- 双子池(ふたごいけ) - 天白区海老山町。
- 戸笠池(とがさいけ) - 天白区久方・緑区鳴海町字螺貝。戸笠公園内にある。
- 螺貝池(ほらがいいけ) - 緑区相川。螺貝公園内にある。
- 鳴子池(なるこいけ) - 緑区相川。
- 四郎曽池(しろそいけ) - 緑区長根町。四郎曽池公園内にある。
- 大池(赤松)(おおいけ) - 緑区藤塚。白土中央公園内にある。
- 神池(かみいけ) - 緑区元徳重。徳重神池公園内にある。
- 二ツ池(ふたついけ) - 緑区徳重。通曲公園内にある。
- 神沢池(かみさわいけ) - 緑区鳴海町字神沢。
- 要池(かなめいけ) - 緑区乗鞍。要池公園内にある。
- 平手池(ひらていけ) - 緑区細口。乗鞍公園に隣接する。
- 横吹大池(よこぶきおおいけ) - 緑区鳴海町字横吹。鳴海カントリークラブ内にある。
- 水広下池(みずひろげいけ) - 緑区水広。水広公園内にある。
- 松池(まついけ) - 緑区鳴海町字尾崎山。鳴海公園内にある。
- 滝ノ水北池(たきのみずきたいけ) - 緑区滝ノ水。滝ノ水緑地内にある。
- 上朝日出池(かみあさひでいけ) - 緑区旭出。上朝日出公園内にある。
- 新海池(にいのみいけ) - 緑区鳴海町字池上。新海池公園内にある。
- 権平池(ごんべいいけ) - 緑区桶狭間西。
- 西鰌池(にしどじょういけ) - 緑区緑花台。西鰌池公園内にある。
- 琵琶ケ池(びわがいけ) - 緑区鳴海町字鴻ノ巣。大高緑地内にある。
- 籠池(かごいけ) - 緑区文久山。
- 水主ケ池(かこがいけ) - 緑区忠治山。水主池公園内にある。
- 蝮池(まむしいけ) - 緑区大高町字蝮池。
- 蛇池(大高)(じゃいけ) - 緑区定納山。定納山公園に隣接する。
- 平野池(ひらのいけ) - 緑区大高町字平野池末。氷上公園内にある。
- 二級水系山崎川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | ||||||||
山崎川 | やまざきがわ | 本川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 千種区・昭和区・瑞穂区・南区・港区 | 1,160 | 1,160 | 1.84 | 猫ケ洞池に端を発し、流下して名古屋港に注ぐ。 |
二級河川 | 12,446 | 12,446 | 26.6 | ||||||
新池排水路 | しんいけはいすいろ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 1,150 | 1.06 | ||
橋本排水路 | はしもとはいすいろ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 1,092 | 0.27 | ||
楠元排水路 | くすもとはいすいろ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 1,864 | 0.70 | ||
鏡池排水路 | かがみいけはいすいろ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 951 | 1.35 | ||
五軒家川 | ごけんやがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 昭和区 | 1,040 | 1,040 | 2.00 |
- 山崎川水系のため池
- 猫ケ洞池(ねこがほらいけ) - 千種区平和公園。
- 鏡ケ池(かがみがいけ) - 千種区幸川町。名古屋大学構内にある。
- 隼人池(はやといけ) - 昭和区隼人町。隼人池公園内にある。
- 曽池(そいけ) - 南区呼続。呼続公園内にある。
- 二級水系日光川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | ||||||||
日光川 | にっこうがわ | 本川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 港区 | 6,360 | 0 | 299.0 | |
蟹江川 | かにえがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 港区 | 250 | 0 | 16.8 | |
福田川 | ふくたがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 中川区・港区 | 5,540 | 3,210 | 33.5 | 稲沢市小池付近に端を発し、流下して日光川に注ぐ。 |
戸田川 | とだがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 中川区・港区 | 1,944 | 1,944 | 2.01 | 中川区富田町内に端を発し、流下して日光川河口部に注ぐ。 |
二級河川 | 7,150 | 7,150 | 11.8 | ||||||
服部川 | はっとりがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 中川区 | 1,231 | 1.31 | ||
新茶屋川 | しんちゃやがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 港区 | 900 | 1.87 | ||
東小川 | ひがしおがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 港区 | 680 | 680 | 4.02 |
- 二級水系大江川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | ||||||||
大江川 | おおえがわ | 本川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 南区 | 2,341 | 5.19 |
- 二級水系荒子川
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | ||||||||
荒子川 | あらこがわ | 本川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 中川区・港区 | 6,714 | 6.46 | 中川区岩塚町付近に端を発し、流下して荒子川ポンプ場に至り、名古屋港へ排水される。 |
その他の河川[編集]
- 中川運河
河川名 | よみ | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | ||||||||
中川運河 | なかがわうんが | 名古屋港管理組合 | 中川区・港区 | 6,390 | 10.21 | 名古屋港からの海水、露橋水処理センターからの放流水、工場排水、降雨時の雨水などが流入し、ポンプ所を通じて堀川や名古屋港へ排水される。 | |||
北支線 | 名古屋港管理組合 | 中川区 | 730 | ||||||
東支線 | 名古屋港管理組合 | 港区 | 1,090 |
- 用水
海岸[編集]
- 湾岸
- 干潟
土地[編集]
- 平野
- 台地
- 低地
- 丘陵地
- 尾張丘陵(東山丘陵・八事丘陵)
気候[編集]
名古屋市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夏・冬とで寒暖の差が激しい。また、1日の気温差も大きい。夏は高温多湿で非常に蒸し暑く、平均湿度が70%を超える[12]。2018年8月3日には、千種区(名古屋地方気象台)で観測史上最高となる40.3℃を記録している[注釈 3][16]。冬は乾燥した晴天の日が多く、伊吹おろしという乾燥した冷たい風が吹く。また、日本海側と太平洋側を分ける伊吹山地と鈴鹿山脈が濃尾平野北西の岐阜県不破郡関ケ原町付近で途切れているため、強い冬型の気圧配置になると雪雲がそこから濃尾平野に流入し、岐阜県南西部や愛知県北西部などでしばしば局地的な大雪に見舞われることがある。2005年12月19日には平成18年豪雪により、名古屋市で1947年2月3日以来、58年ぶりとなる23cmの積雪を記録。さらに、2014年12月18日にも23cmの積雪を記録した。ちなみに名古屋市の最も多い積雪量は、1945年12月19日に記録した49cmである。
名古屋市(名古屋地方気象台、標高51.1m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 21.0 (69.8) | 23.5 (74.3) | 25.8 (78.4) | 30.5 (86.9) | 34.8 (94.6) | 37.9 (100.2) | 39.6 (103.3) | 40.3 (104.5) | 38.0 (100.4) | 32.7 (90.9) | 27.2 (81) | 22.6 (72.7) | 40.3 (104.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.3 (48.7) | 10.5 (50.9) | 14.5 (58.1) | 20.1 (68.2) | 24.6 (76.3) | 27.6 (81.7) | 31.4 (88.5) | 33.2 (91.8) | 29.1 (84.4) | 23.3 (73.9) | 17.3 (63.1) | 11.7 (53.1) | 21.1 (70) |
日平均気温 °C (°F) | 4.8 (40.6) | 5.5 (41.9) | 9.2 (48.6) | 14.6 (58.3) | 19.4 (66.9) | 23.0 (73.4) | 26.9 (80.4) | 28.2 (82.8) | 24.5 (76.1) | 18.6 (65.5) | 12.6 (54.7) | 7.2 (45) | 16.2 (61.2) |
平均最低気温 °C (°F) | 1.1 (34) | 1.4 (34.5) | 4.6 (40.3) | 9.7 (49.5) | 14.9 (58.8) | 19.4 (66.9) | 23.5 (74.3) | 24.7 (76.5) | 21.0 (69.8) | 14.8 (58.6) | 8.6 (47.5) | 3.4 (38.1) | 12.3 (54.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −10.3 (13.5) | −9.5 (14.9) | −6.8 (19.8) | −2.1 (28.2) | 2.8 (37) | 8.2 (46.8) | 14.0 (57.2) | 14.4 (57.9) | 9.5 (49.1) | 1.5 (34.7) | −2.7 (27.1) | −7.2 (19) | −10.3 (13.5) |
降水量 mm (inch) | 50.8 (2) | 64.7 (2.547) | 116.2 (4.575) | 127.5 (5.02) | 150.3 (5.917) | 186.5 (7.343) | 211.4 (8.323) | 139.5 (5.492) | 231.6 (9.118) | 164.7 (6.484) | 79.1 (3.114) | 56.6 (2.228) | 1,578.9 (62.161) |
降雪量 cm (inch) | 4 (1.6) | 5 (2) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 3 (1.2) | 12 (4.7) |
平均降水日数 (≥0.5mm) | 6.3 | 7.2 | 9.8 | 10.4 | 10.7 | 12.7 | 13.0 | 9.4 | 11.9 | 10 | 7.0 | 7.5 | 115.9 |
平均降雪日数 (≥0cm) | 5.4 | 4.8 | 1.7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.8 | 14.7 |
% 湿度 | 64 | 60 | 58 | 59 | 64 | 71 | 73 | 69 | 70 | 68 | 66 | 66 | 66 |
平均月間日照時間 | 174.5 | 175.5 | 199.7 | 200.2 | 205.5 | 151.8 | 166.0 | 201.3 | 159.6 | 168.9 | 167.1 | 170.3 | 2,141 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年[17]、極値:1890年-現在[18]) |
地域[編集]
- 市内の地名
行政区[編集]
名古屋市は以下の16区で構成されている。
- 市域と区の変遷
- 1898年(明治31年)8月22日 - 愛知郡那古野村、古沢村の一部を編入。
- 1907年(明治40年)6月1日 - 愛知郡熱田町を編入。これにより、隣町であった東海道の宿場町「宮宿」を吸収。市域が倍増。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 区制を実施し、中区、東区、西区、南区を設置する。
- 1921年(大正10年)8月22日 - 愛知郡呼続町、愛知町、千種町、八幡村、小碓村、笠寺村、荒子村、中村、常磐村、東山村、御器所村、西春日井郡枇杷島町、清水町、杉村、六郷村、金城村を編入。隣接町村のすべてを編入したことになり、市域が倍増。
- 1928年(昭和3年)3月3日 - 愛知郡天白村の一部(八事の一部)を編入。
- 1930年(昭和5年)6月15日 - 西春日井郡庄内町の一部を編入。
- 1931年(昭和6年)7月15日 - 愛知郡下之一色町の一部を編入。
- 1937年(昭和12年)3月1日 - 西春日井郡庄内町全域、愛知郡下之一色町全域、西春日井郡萩野村を編入。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 東区・西区から北区、中区から栄区、昭和区・熱田区から瑞穂区を新設。
- 1945年(昭和20年)11月3日 - 栄区を廃止し、中区に合区。
- 1955年(昭和30年)4月5日 - 愛知郡猪高村・天白村を編入し、それぞれ千種区・昭和区の一部となる。
- 1963年(昭和38年)2月15日 - 守山市を編入し、守山区を新設。
- 1964年(昭和39年)12月1日 - 知多郡大高町・有松町を編入し、緑区の一部となる。
- 1975年(昭和50年)2月1日 - 千種区・昭和区から名東区、昭和区から天白区を新設。
- 1995年(平成7年)9月1日 - 日進市と境界変更。
人口[編集]
[
![]() | |
名古屋市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 名古屋市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 名古屋市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
名古屋市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体[編集]
名古屋市は16の市町村(11市、4町、1村)と隣接しており、日本一隣接する市町村が多い自治体となっている。
歴史[編集]
先史[編集]
- 縄文時代
- 弥生時代
- 弥生時代前期の遺跡が市北部の西区から清須市にかけて、朝日遺跡や西志賀遺跡などの大規模な集落の跡が発見された。また、熱田台地にある熱田区の高蔵遺跡や笠寺台地にある南区の見晴台遺跡など、台地や丘陵地にも大規模な集落跡が発見されている。
- 天火明命を祖神とする尾張氏が本拠を置いた。尾張氏は、高倉下や天村雲命など古来より天皇家との繋がりが深く、婚姻関係による女系の系譜で近畿のヤマト王権の天皇家と深く結びつくことによって強大な勢力を築いた。
古代[編集]
- 古墳時代
- 景行天皇の時代 - 尾張国造の乎止与命の子である建稲種命が日本武尊の東征の際、副将軍となる。建稲種命の妹である宮簀媛は日本武尊の妻となって出雲発祥の三種の神器のひとつ草薙剣(天叢雲剣)を預かり、熱田神宮を建ててこの剣を祀った。当時の海岸線は現在より内陸寄りで、鳥居前町の熱田は港として長く栄える。
- 4世紀ごろから6世紀ごろまで、志段味古墳群の白鳥塚古墳や尾張戸神社古墳など造営される。6世紀ごろになると、断夫山古墳や白鳥古墳などの大規模前方後円墳が造営される。古墳の造営は、4世紀から7世紀ごろまで続いたが、年代が古い前方後円墳は、前方部の幅が狭く細長いものが多いが、年代が新しくなるにつれて、徐々に幅が広くなっていることが特徴である。
- 古墳時代に渡来人によってもたらされたとされる陶器生産技術で、須恵器の造営が市東部の東山古窯跡群で生産され、尾張地方における窯業の産業基盤となる。
- 飛鳥時代
中世[編集]
- 平安時代
- 久安3年(1147年)- のちに鎌倉幕府を開く源頼朝が現在の熱田区誓願寺で誕生。なお頼朝の母は、熱田大宮司であった藤原季範の娘の由良御前である。
- 治承3年(1179年)- 平清盛が起こした治承三年の政変により、当時の太政大臣であり琵琶の名手であった妙音院藤原師長が井戸田荘(瑞穂区)へ流刑となり生活していた(藤原師長謫居跡)。
その他、闇之森八幡社社伝によると、保元の乱で破れた源為朝が伊豆大島に流罪となるが、流刑先の島で出来た子とされる尾頭次郎義次が尾張国愛知郡古渡へ来たとされる。義次は土御門天皇の命により当時紀伊国で暴れていた鬼党を討伐し、古渡一帯の領地を賦与され、「尾頭町」「尾頭橋」などの地名が残っている。またその際に朝廷から「鬼頭氏」の姓も与えられた。
- 鎌倉時代
- 御家人が鎌倉へ向かう道として鎌倉街道が整備され、萱津(あま市)から入り、稲葉地(中村区)、古渡(中区)、井戸田(瑞穂区・上野街道)、鳴海(緑区)が経由地だった。当時の鎌倉街道は井戸田を境に東方面は、潮の満引きによって行程が左右されていた。
- 室町時代
近世[編集]
- 戦国時代
(その他にも中区でお市の方、中村区で豊臣秀長や加藤清正、名東区で柴田勝家、西区で佐々成政や丹羽長秀、南区で佐久間信盛、中川区で前田利家、緑区で豊臣秀次らも誕生している)。
- 永禄3年(1560年) - 織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を討ち取り、頭角を現す。
- 慶長6年(1601年) - 宮宿が東海道五十三次の宿場となり、西隣の桑名までは「七里の渡し」として海上で連絡する。
- 江戸時代
- 慶長15年(1610年) - 徳川家康が名古屋城を築城。御三家の尾張藩を立てる。
- 慶長17年(1612年) - 清洲越しにより、清洲から町を移転。
- 元和2年(1616年) - 尾張藩初代藩主である徳川義直が尾張に入国する。
- 元和4年(1618年) - 徳川家康の三回忌で東照宮祭(名古屋祭)が始まる[19]。
- 正保4年(1647年) - 熱田新田開拓着工。
- 慶安3年(1650年) - 第2代尾張藩主に徳川光友が就く。
- 慶安4年(1651年) - 徳川光友が父である徳川義直の菩提を弔うために建中寺を建立し、尾張徳川家の菩提寺とする。
- 万治3年(1660年) - 万治の大火により3,000近い民家が焼失し、これを機に広小路を開く。
- 寛文5年(1665年) - 尾張藩に寺社奉行設置される。
- 元禄元年(1688年) - 八事山興正寺建立。
- 元禄8年(1695年) - 大曽根別邸(現在の徳川園)を建造し、光友の隠居所となる。
- 正徳3年(1713年) - 第6代尾張藩主に徳川継友が就く。
- 享保15年(1730年) - 第7代尾張藩主に徳川宗春が就き、名古屋の商業都市化を推進。
- 享保17年(1732年) - 遊廓が許可され西小路などに郭ができる(4年で廃止)。
- 享保20年(1735年) - 御下屋敷御薬園で朝鮮人参、甲州甘草の栽培始まる。
- 元文4年(1739年) - 宗春が蟄居を命じられ、第8代尾張藩主に徳川宗勝が就き、7年間の倹約令が出る。
- 宝暦11年(1761年) - 第9代尾張藩主に徳川宗睦が就く。
- 明和7年(1770年) - 呉服町から出火し大火となる。
- 天明3年(1783年) - 尾張藩藩校明倫堂(愛知県立明和高等学校の前身)開校。
- 寛政4年(1792年) - 尾張藩、米切手発行。
- 寛政12年(1800年) - 第10代尾張藩主に徳川斉朝が就く。
- 享和元年(1801年)- 熱田前新田完成。
- 文政10年(1827年) - 第11代尾張藩主に徳川斉温が就く。
- 天保10年(1839年) - 第12代尾張藩主に徳川斉荘が就く。
- 天保13年(1842年) - 天保の改革により尾張藩でも株仲間が解散となり、国産会所が設置される。
- 弘化2年(1845年) - 第13代尾張藩主に徳川慶臧が就く。
- 嘉永2年(1849年) - 第14代尾張藩主に徳川慶勝が就き、のちに新政府側に組することで江戸幕府を終焉に導く。
- 嘉永7年(1854年) - 安政東海地震に見舞われる。
- 安政2年(1855年) - 暴風雨のため新田堤防が決壊し、大被害となる[20]。
- 安政5年(1858年) - 第15代尾張藩主に徳川茂徳が就く。
- 文久2年(1862年) - 第16代尾張藩主に徳川義宜が就く。
- 慶応3年(1867年) - ええじゃないかが名古屋でも起こる[21]。
近代[編集]
- 明治時代
- 明治2年(1869年)6月20日 - 尾張藩が名古屋藩に改称。
- 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により、名古屋藩が名古屋県(翌年愛知県に改称)になる。県庁は名古屋城内に置かれ、県庁所在地になる。
- 明治5年11月27日(1872年12月27日) - 愛知県は額田県(旧三河国および旧尾張国知多郡)を合併し、県が現在の管轄区域となる。
- 名古屋電信局開設。
- 1874年(明治7年)5月1日 - 名古屋博覧会を東本願寺名古屋別院で6月10日まで開催[22]。
- 1878年(明治11年)9月15日 - 愛知県博覧会を総見寺境内に建設された名古屋博物館で11月3日まで開催[22][25]。
- 1886年(明治19年)5月1日 - 官設鉄道(現在の東海旅客鉄道)名護屋駅(翌年に名古屋駅へ改称)が開業。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 市制施行により名古屋市となる。市域は現在の中区と東区を中心とする地域で、面積は13.44km2、人口は約15.7万人。
- 1891年(明治24年)10月28日 - 濃尾地震により大きな被害を出す。
- 1898年(明治31年)5月6日 - 路面電車が運行開始(1974年に全廃)。
- 同年10月1日 - 名古屋市内電話通話開始。
- 1906年(明治39年)- 日露戦争凱旋記念博覧会を愛知県博物館[26] で開催[22]。
- 1907年(明治40年)10月30日 - 名古屋市の徽章制定。
- 1908年(明治41年) - 行政区画としての区を設置。中区、東区、西区、南区が発足。
- 1910年(明治43年)2月28日 - 名古屋市歌を制定(3月1日公示)。
- 3月16日 - 第10回関西府県連合共進会を鶴舞公園にて6月13日まで開催[22]。
- 1911年(明治44年)5月1日 - 名古屋港線竣工。名古屋港駅設置。
- 大正時代